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苦味を少々。

かれこれ20年くらい前のこと・・・
あと、1時間くらい手遅れだったら
今、こうやってブログを書くこともできなかったであろう。
生死を彷徨った私がいます [:ふぅ〜ん:]

その時の入院中、売店でたまたま買った本
私の考え方が、ガラっと変わったとも言える、田辺聖子さん著書
「女が愛に生きるとき」今も大切に持ってます [:ラブ:]

[:読書:]—————————————————

人は何のために生きるか?ということを私はいつも考えている。
私は人生を楽しむために生きるのだ、と思っている。

仕事をするというのも、読者に愛されたいためであるように思われる
私が美しいと思うこと、ユーモアと感じること、心をしびれさせる恋
悲しいこと、そんなもろもろの感動を心ひとつに抑えがたくて書くことに
「ほんと!私もそう!」と、読者の方がいわれる
すると、私は「そう?あなたもそう思う?そうでしょう!」と
勢いこんで言う、そんな感じの小説を書きたいと思う

愛して、愛されて、楽しんで、そして命の終わるとき
棺の中にはいりながら「アア、楽しかった!」と、言える人生を
私は送りたいと思っている。生き残る人に、シッケイ!と手をあげて
「楽しかったね」と握手して、またね、といえるような
人生でありたいな、などと空想する。

———————————————(本文一部抜粋)[:読書:]

当時、そんなことも考えたことがなかった私が・・・
「そうよ、そうそう!」と思えた瞬間
それから、田辺聖子さんの小説を読みまくって
陰気な私から脱却し [:たらーっ:]
人生を変えられたキッカケとなったようなもの。

「女が愛に生きるとき」に関しては、
1979年が第1版発行、昭和36年〜48年、
「家庭画報」や「婦人公論」に連載されたもの
あの時代に書かれた内容が、今読んでも共感できたり
新鮮に思えるのはスゴイ!

      ビター
こちら、「苦味を少々」399のアフォリズム。
教訓論ではなく語録として面白く読める
文彩豊かな、いいとこ取りの一冊・・・
かなり、お勧めです!

苦味を少々 399のアフォリズム (集英社文庫)
苦味を少々 399のアフォリズム (集英社文庫)
田辺 聖子

女は男で変わる・・・と言われるけど、
女は女によって変わるんじゃないかな?特に、生き方。

たぶん、みんな1回や2回は自分の生き方について考える時期が
あると思う・・・
そんな時に、たくさんの女性や本に出会うことは大切かも

ちょっぴり苦味のある人生を楽しく生きたいですもんね [:イヒヒ:]

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